浴室ドアの段差をなくして出入り口をバリアフリーに
浴室のバリアフリー化について
家族の安全性や利便性を考えて家のリフォームをしようと検討されている方は、浴室ドアについてはどのようにお考えでしょうか。家が古くなってリフォームを考える際、浴室のドアについて考える方は少ないかと思いますが、ここをおろそかにしてしまうと、ガタがきてドアに隙間が生じ、ドアがきちんと閉まらずに開いてきてしまったり、水や冬場の冷気が流れ出る可能性がありますので、実は注意が必要な箇所と言えます。特に、高齢者の方と同居されている家庭では、バリアフリーを考える際にも、浴室のドアについて取り替えをお勧めします。リフォームの際の考えるべきポイントは、高齢者やお子さんが安全に快適に過ごすことができるかどうかです。浴室のドアに関して言えば、転んで割れたりしても安全なように、素材を破片が飛び散りにくい樹脂パネルにする、あるいはドアの段差をなくして転ばないようにする、指を挟まないような仕様のものにする等、いろいろと対策があります。また、傷が目立つような物や、ほこりが溜まりやすい物、カビが生えやすいような物も避けるようにしましょう。
家の中で浴室が最も湿気が溜まりやすい場所ですので、ドアの劣化もしやすい箇所になります。よく見落とされがちですが、ひび割れや腐食、歪み等が生じている可能性が高い為、バリアフリーの為のリフォームを考える際に、できるだけ早く新しい物に買い替えることをがお勧めです。リフォームと聞いて費用がかなりかかってしまうのではと不安に思われた方もいるかもしれませんが、少しの時間と手間、DIYの知識と工具があれば、浴室のドア交換は個人でもできる物が多くあります。ぜひ一度、検討してみるとよいです。
浴室ドアの段差をなくそう
お風呂場のバリアフリーを考えた場合、浴室ドアの段差をなくす、指がつまりにくいような仕様のドアにする、引き戸にする等の対策が可能です。出入り口の段差があるとないとでは高齢者の方、小さなお子さん、妊婦の方、身体に不自由がある方にとって、安全性が大きく変わってきますので、特に毎日使うお風呂場に関しては、十分に配慮が必要と言えます。浴室は湿気があり、入浴中はドアに水滴がついて滑りやすくなっています。また足元もシャンプーやボディソープ等によって滑りやすく、いつ転んでもおかしくない危険性があります。転倒してしまった際に万が一ドアに衝突し、その衝撃で割れたとしても、できるだけ被害が出ないよう、飛び散らない半透明の樹脂パネルにするか、古くある家の場合はガラスが使われていることもあり、衝撃によって鋭利に破損する危険がありますので、強化ガラスにする等、素材にもこだわるようにしましょう。
また、脱衣所や浴室内に手すりをつけたり、浴室内の下を滑りにくい床材に張り替えたり、冬場の暖かい場所から寒い場所への移動による、心臓や血管に負担をかけることのないように暖房乾燥機を取り付ける等、様々な安全対策を検討されると良いでしょう。どこから手をつけて良いかわからないという場合は、リフォームやDIYの専門サイトで品揃えも豊富なお店を探して問合せをしてみることをお勧めします。自分でできるDIY工事から、専門業者に依頼して工事をしてもらわないとできないリフォームもあります。費用を抑えるのであれば、無理は禁物ですが、できるところは自身でチャレンジしてみてもいいかもしれません。
浴室ドアの専門業者にご相談
家族構成やライフスタイルによって、全てを建替えるよりもリフォームされる方が増えています。費用を抑えることができる上に、比較的小さな工事で日程も短くすむ為ですが、浴室ドアの場合は、ドアの種類によっては自分で材料費だけでできてしまうので、可能な範囲の取替えであればぜひ自身でDIYの知識を身につけて、チャレンジしてみても良いでしょう。しかし、バリアフリー仕様の場合、出入り口の段差を2センチ以下にすることになりますが、外枠から取り替えるとなると、業者を呼んで大きな工事をしてもらう必要が出てきます。今ある現行の外枠をそのまま覆いかぶせるように利用する方法もあり、比較的安く済ませる方法がいろいろありますので、インターネットで品揃えやサービスの良さそうな業者を選び出し、問合せをして、家の造りや希望に沿った提案をしてもらうと良いでしょう。また、浴室の出入り口も広く確保できるような引き戸タイプか外開きタイプにする方法もあります。内側から鍵をかけたまま倒れてしまって、処置に遅れるようなことがないように、外からでも解錠できる物がありますので、あらゆる想定をしたリフォーム計画を考えるようにしましょう。浴室のリフォームは、タイミングが大切になります。日頃利用しながら、違和感を覚えた、不便だなと思うことがあった場合には、できるだけ早く解決策を実行されると良いでしょう。
最近のDIYショップにはありとあらゆる品揃えがありますので、全てを業者に任せるのではなく、費用を抑える為にも、自身でできる部分はしてみてはいかがでしょうか。