浴室ドアが古くなったら取替リフォームがお勧め
浴室ドアのリフォームの必要性
家のリフォームを考えるきっかけは人それぞれです。家族が増えたから、家が古くなったから、年老いた両親と安全に暮らせる家にしたいから、等の理由がありますが、やはり最も多くの方が改築や改修のきっかけとする原因に、家の老朽化が挙げられます。あちこちが傷んでしまい、ガタがきた一戸建て住宅の改修を考える際に、実は見落としがちな箇所が、浴室のドアです。浴室ドアは、住まいの中で風呂場という最も湿気の多い場所にあるドアなので、他の部屋のドアと比べても劣化しやすく、汚れや痛みの進みも早く、どの場所よりも早く取替えが必要になる場所の一つに数えられます。ただし、リフォームと言っても浴室のドアだけを取り替える場合は、自分ですることが可能なので、大掛かりな工事をする必要はありません。もちろん、枠ごと新設するとなると素人では限界があるので、専門業者に来てもらわなければいけませんが、ドアの交換だけなら、その形にあった取り換え用のドアを購入すれば、DIYが好きな方なら十分にできる作業となっています。日頃あまり気にしない場所ではありますが、これを機会に、一度浴室のドアの点検をしてみてはいかがでしょうか。
古い住宅の場合、浴室のドアにガラスが使用されているケースも少なくありませんが、やはり水滴やシャンプー、石鹸等によって滑りやすくなっている状態で、しかも衣類をまとっていないとなると、より滑りやすいことも考えられ、ドアにガラスを使用するのは危険性を秘めていると言えます。今は何も起きていなくても、いつ滑って転倒してしまうか分からず、ガラスにぶつけて割れてしまい、怪我をしてしまう可能性もあります。心配な人は、割れにくい種類のものに取替えを検討してみてはいかがでしょうか。
浴室のドアの素材について
浴室ドアが劣化している、あるいはガラスから安全な素材の物に取り替えたいと考えているのであれば、ホームセンターにある工具を利用して自身で実行することも可能なので、ぜひチャレンジしてみてください。そうすることでドアの料金以外はかからないことになるので、大変お得にリフォームできることになります。最近の浴室のドアに使われている素材としては、半透明の樹脂パネルがポピュラーです。樹脂パネルは、軽くて丈夫な特性があり、ぶつかったり何らかの衝撃が加わって破損した場合でも、破片が飛び散りにくいという大きな特徴があります。また、価格的にも比較的安価なため、ドアを取り替える際には、この樹脂パネル製のものを採用すると良いでしょう。ただし、半透明ではなく、例えばどうしてもデザイン的に透明にしたいと思っている方には、強化ガラスがおすすめの素材となります。
強化ガラスは通常のガラスに比べると、強度や耐久性に優れており、また、衝撃を受けることで割れてしまったとしても、割れ方に工夫がされているため、安全性にも優れています。通常、ガラスは割れると鋭く尖って割れてしまい、非常に危険になりますが、強化ガラスの場合は細かい粒状になって砕けるように割れます。それゆえに、普通のガラスよりも安全性が高くなっており、透明なドアを求めている方には大変おすすめです。ただし、樹脂パネルよりもコストが高くなってしまうので、予算に収まるのであれば検討をすると良いでしょう。
品揃えの豊富なショップを探そう
DIYで浴室のドアが自分でも取り替えられるのは分かったけれど、浴室ドアなんて一体どこで販売しているのかと疑問に思った方は、まずインターネットで検索してみると良いでしょう。リフォームやDIYを専門に取扱いがあるお店には、いろいろな浴室のドアの販売や取り替えに関するノウハウが載っていることがあります。難しい場合は問合せをしてみて、その対応の良いところで購入をしてもいいかもしれません。まずは品揃えの多いお店をピックアップして、サイズや素材、価格等から浴室に合った商品を選択すると良いでしょう。浴室ドアは劣化してくるときちんと閉まらなくなったり、パッキンが経年劣化で外れてしまって不便な思いをすることになります。湿気の多い場所だからこそ、そのドアが閉まらないと別の脱衣所にまで影響を与えることにもなるので、ドアのみの交換であれば自身で行うことも可能ですし、既存の外枠を残して、新しい外枠を被せることでドア交換をすることも可能です。この場合は、外枠が歪んでいても対応でき、ドアのタイプも開き戸、引き戸、折れ戸タイプと簡単に変えることができるので、便利でおすすめの方法になります。または、枠ごと新しいものにと考えているのであれば、専門業者に見積をとって依頼をすることをおすすめします。
目的や予算、自身がDIYに費やせる時間や費用によって、取り替えるドアも変わってきます。あらゆる想定に対応するためにも、品揃えの良いお店を探し出して、最も適したドアを選択すると良いでしょう。浴室は毎日ずっと使用する場所なので、安全に快適に使えるようにしておきましょう。