表示されているサッシ寸法の読み方
新築の場合は窓の大きさはプロが決めてくれるので、建築主は開き方や取り付ける位置の希望を伝えればうまくいきます。しかし。既存住宅の窓を自分で取り付けようとする場合は、窓の種類の他、大きさも自分で決めなければなりません。
サッシを選ぶ場合はカタログから選ぶことになりますが、窓のカタログに書いてある商品は種類が多く、一つのサッシに多くの寸法が載っているので、どれを見て選んでよいのかが分からなくなります。メーカーが作成するカタログに書かれているサッシの寸法は大きく分けて二通りの表示方法があります。
一つは内法寸法です。窓を取り付けてあるアングルから内側の、実際に窓を開いた場合に開放される部分の大きさです。建築規制をクリアするためには、この大きさが目安になります。もう一つの表示はサッシの外側の大きさを書いたものです。
窓の外側の大きさは、窓を取り付ける場合に必要な寸法で、自分で窓を取り付ける場合はこの大きさが重要になります。窓を取り付ける場合は、窓の外側の大きさに、施工上の余裕を上下左右にそれぞれ5mmほど見ておく必要があります。カタログには、それ以外にも多くの大きさに関する表示がありますが、窓の幅に関するものを除いては気にする必要はありません。
自分で窓を取り替える場合は、建築基準法で決められた最低限必要な寸法を確保しなければなりません。戸建て住宅において窓に規制がかかる項目は、採光・換気・排煙に関することです。
住宅にはリビング・ダイニング・大きめのキッチンや洋間・和室・書斎などのように、長時間人が居住するための居室に分類される部屋があります。洗面所・浴室・トイレ・玄関・廊下・階段は短時間の利用が想定されるために居室とは見なされません。
戸建て住宅の窓において建築基準法の規制がかかるのは、居室の部分になります。住宅の居室は部屋の床面積の1/7以上の大きさの、採光に必要な窓を確保しなければなりません。同じく、部屋の床面積の1/20以上の大きさの、換気のための窓を設けなければなりません。
換気の部分の面積は、実際に開放される部分の大きさとなるため、引き違いの窓の場合は、内法寸法の1/2の大きさが換気上有効な面積となります。床面積が200㎡以上の住宅では、居室に排煙上有効な窓を設けなければなりません。排煙上有効な部分は天井から80㎝の部分に限られ、実際に開放できる部分が計上されます。
自分でサッシの取替えをする場合は、取り付け上の大きさと、建築基準法による必要な大きさを確認してから、窓を購入する必要があります。
»上げ下げ窓のメリット・デメリット
»引き違い戸のメリットを知り快適な住居に
»窓の一種内倒し窓の特徴
»ロンカラーフラッシュドアとはどんなものなのか
»FIX窓の注意点とは
サッシを選ぶ場合はカタログから選ぶことになりますが、窓のカタログに書いてある商品は種類が多く、一つのサッシに多くの寸法が載っているので、どれを見て選んでよいのかが分からなくなります。メーカーが作成するカタログに書かれているサッシの寸法は大きく分けて二通りの表示方法があります。
一つは内法寸法です。窓を取り付けてあるアングルから内側の、実際に窓を開いた場合に開放される部分の大きさです。建築規制をクリアするためには、この大きさが目安になります。もう一つの表示はサッシの外側の大きさを書いたものです。
窓の外側の大きさは、窓を取り付ける場合に必要な寸法で、自分で窓を取り付ける場合はこの大きさが重要になります。窓を取り付ける場合は、窓の外側の大きさに、施工上の余裕を上下左右にそれぞれ5mmほど見ておく必要があります。カタログには、それ以外にも多くの大きさに関する表示がありますが、窓の幅に関するものを除いては気にする必要はありません。
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