サッシの種類と役割の違いによる価格差
サッシは住宅の外壁に空けられた開口部である窓に設置する大切な部材です。窓には外部から光を取り込む重要な役割があります。反面、風雨を通さず、熱や音を遮断しなければならない、相反する役割も課せられています。
サッシの役割の中に防火性能があります。窓に防火性能が求められるのは主に大型の特殊建築物などで、耐火建築物や準耐火建築物の基準を充たさなければならない場合が一般的です。住宅の窓が防火性能を求められるのは、防火地域や準防火地域の指定がある場合です。これらの地域に建つ住宅は、延焼の恐れのある部分に取りつく窓について防火設備の基準を充たさなければなりません。延焼の恐れのある部分とは、隣地境界線又は道路の中心線から1階で3m、2階で5m以内にある部分を指します。この部分に取り付く窓は防火構造としなければならない規定があり、防火認定品は一般の窓よりも価格が高くなります。
サッシはアルミ製の低価格のものから、省エネタイプのような高額なものまで種類があります。防風性能や気密性能の最低限の基準を充たした製品でも一戸建て住宅などの低層の建物では性能上の問題はありません。
住宅でも将来、省エネ基準が義務付けられ、現在でも長期優良住宅や住宅金融支援機構の融資を受ける住宅の一部では、省エネタイプのサッシの取り付けが必要です。省エネタイプは熱を伝わりにくくするための特殊な加工がされていて、その分、価格が高くなります。
サッシはグレードによる違いの他に、取り付ける部屋の種類や用途によって異なる、開き方の違いによる分類がなされます。一般的な開き方は、引き違い窓・片開きの窓です。シンプルなつくりのために他の開き方に比べると安価にできます。一方、すべり出し窓や上げ下げ窓はつくりが複雑なので高価な製品が多くなります。出窓やスライディング窓など特殊な窓も、一般の引き違い窓に比べると高価になります。
断熱効果の高い窓に二重窓があります。西日本では使う必要のない窓ですが、北日本では高い断熱性のために使用頻度が高く、効果的な断熱性能を発揮します。
天窓は法規的に必要な採光のための面積が取れない部屋や、北側に面した窓からの光だけでは暗くなる部屋に設置すると効果的です。天窓は通常の窓と比べて3倍の採光のための面積を計上することが出来ます。
サッシのメーカーは国内にいくつかありますが、メーカーによって価格が異なります。建築主が住宅メーカーや工務店等にメーカーまでを指定するのは一般的ではありません。住宅の施工会社は任意のメーカーと独自のコネクションを持っており、それ以外のメーカーを指定した場合は値段が高くなるのが一般的です。
»上げ下げ窓のメリット・デメリット
»引き違い戸のメリットを知り快適な住居に
»窓の一種内倒し窓の特徴
»ロンカラーフラッシュドアとはどんなものなのか
»FIX窓の注意点とは
サッシの役割の中に防火性能があります。窓に防火性能が求められるのは主に大型の特殊建築物などで、耐火建築物や準耐火建築物の基準を充たさなければならない場合が一般的です。住宅の窓が防火性能を求められるのは、防火地域や準防火地域の指定がある場合です。これらの地域に建つ住宅は、延焼の恐れのある部分に取りつく窓について防火設備の基準を充たさなければなりません。延焼の恐れのある部分とは、隣地境界線又は道路の中心線から1階で3m、2階で5m以内にある部分を指します。この部分に取り付く窓は防火構造としなければならない規定があり、防火認定品は一般の窓よりも価格が高くなります。
サッシはアルミ製の低価格のものから、省エネタイプのような高額なものまで種類があります。防風性能や気密性能の最低限の基準を充たした製品でも一戸建て住宅などの低層の建物では性能上の問題はありません。
住宅でも将来、省エネ基準が義務付けられ、現在でも長期優良住宅や住宅金融支援機構の融資を受ける住宅の一部では、省エネタイプのサッシの取り付けが必要です。省エネタイプは熱を伝わりにくくするための特殊な加工がされていて、その分、価格が高くなります。
サッシはグレードによる違いの他に、取り付ける部屋の種類や用途によって異なる、開き方の違いによる分類がなされます。一般的な開き方は、引き違い窓・片開きの窓です。シンプルなつくりのために他の開き方に比べると安価にできます。一方、すべり出し窓や上げ下げ窓はつくりが複雑なので高価な製品が多くなります。出窓やスライディング窓など特殊な窓も、一般の引き違い窓に比べると高価になります。
断熱効果の高い窓に二重窓があります。西日本では使う必要のない窓ですが、北日本では高い断熱性のために使用頻度が高く、効果的な断熱性能を発揮します。
天窓は法規的に必要な採光のための面積が取れない部屋や、北側に面した窓からの光だけでは暗くなる部屋に設置すると効果的です。天窓は通常の窓と比べて3倍の採光のための面積を計上することが出来ます。
サッシのメーカーは国内にいくつかありますが、メーカーによって価格が異なります。建築主が住宅メーカーや工務店等にメーカーまでを指定するのは一般的ではありません。住宅の施工会社は任意のメーカーと独自のコネクションを持っており、それ以外のメーカーを指定した場合は値段が高くなるのが一般的です。
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