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リクシルサッシの用途に応じたバリエーション

リクシルは様々な用途に応じたサッシを用意しており、住宅の窓には欠かせない住宅機器メーカーです。現在、日本のサッシ（窓のフレーム）は大きく分けて３つに分類できます。まず国内で一番多く見かける定番のアルミサッシが挙げられます。もう一方は、樹脂でできたサッシで主に北海道などの寒冷地で使用されています。これらに加えて近年ではアルミと樹脂を融合させたハイブリッドサッシも登場しています。

まずアルミですが、なぜ普及したかと言えばそれは耐久性と採光性に優れていたからです。窓枠としてもっとも必要な要素が優れた素材だったので採用されています。しかし断熱性に欠ける所と結露を生んでしまうので防露性が無い所が弱点とされてきました。一方、樹脂はこの逆で断熱性と防露性には優れていますが、耐久性や採光性は劣るという特質を持っています。

ハイブリッドは耐久性に優れたアルミを建物外部に設置し、樹脂を室内に設置して断熱性を確保して室内の保温力を高めるように設定されています。まさに両者の良い部分を融合させて欠点を補った製品です。リクシルはこの高性能ハイブリッドでも多くの生活スタイルに応じたバリエーションを用意しています。

エコロジーの時代と言われて、特に東北の震災以降は節電意識も高まりました。クールビズなど冷暖房の温度設定まで細かく定めて電気をつかわないような時代となっています。そこでようやくこのハイブリッドの高い断熱性が注目されてきました。今まではいくら良さを説明しても価格の面などで採用されないこともありましたが、電気代がこれだけ得をすると言われるとその効果が伝わったようです。また合わせて寒冷地以外ではごく少数だった、室温維持には欠かせない複層ガラスが広まることにもなりました。

断熱性にこだわるならば、強化樹脂かハイブリッドフレームで複層ガラスにして、そのガラス内部には空気よりも熱伝導率が低い高性能ガスを封入してさらに熱が逃げない窓を選択するでしょう。また断熱性などの機能性も良いがデザインにもこだわりたいという人は、室内は木目調に統一したフレームを選ぶこともできます。また家全体を同じにするのではなくリビング部分は断熱性の高い複層ガラスフレームにして他は単層ガラスにするといった変化をつけることももちろん可能です。

現在の多様化する価値観に合わせたサッシをリクシルならば提供できるので、こだわりの住居を持ちたい人はその用途を相談してみればベストな選択をもたらしてくれると思います。