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網戸の網について

網戸は換気性能を確保しながら、虫やホコリに侵入を防ぎます。

網戸の網目サイズはさまざまのものがあります。一番細かい目のサイズは０．６４ミリ間隔で、一番粗い目は１．１５ミリ間隔です。市販されている網は、１インチ当たりの網目の数により表示されています。１インチに目数が１８あるのが１８メッシュ、１インチに目数が４０あるのが４０メッシュです。４０メッシュが一番細かい目になります。害虫の侵入を防ぐことを目的としている網戸の場合は、比較的小さなヒトスジシマカで体長２から４ミリ程度です。よって１８メッシュでも侵入できません。しかし、さらに小さな虫の侵入が気になりようであれば、値段的に大差がない２４メッシュを選ぶと良いです。

網の材質には多くの種類あります。ひとつはポリポロピレンネットです。この材質は身の回りの多くの製品の素材として利用されています。特徴として軽量で熱に強く、薬品に対する耐薬品性のも優れています。中でもブラックのポリポロピレンネットの外側にステンレスの特殊加工を施したものは、太陽光線を乱反射させるため、室内からは屋外の景色がすっきりと見え、屋外からは室内が見えにくいというプライバシーにも配慮した製品もできています。

その他の材質としては、ポリエステルがあります。昭和３０年代に登場した製品で、現在国内の合成繊維生産量の約半分の生産量を占めています。弾力性のある素材で、ポリプロピレン製より強靭で破れにくいという特徴があります。次に最近多く利用されるようになったグラスファイバーがあります。グラスファイバーと呼ばれるガラス繊維をポリ塩化ビニールでコーティングしたものです。ガラス繊維のため熱に強くタバコの火でも穴があいてしまうことはほとんどありません。そのため耐久性に優れ、費用対効果を考えるとすぐれた材質です。その他にはステンレス製があります。一番丈夫で通常の使用環境であれば１５年以上の長寿命を実現します。ペットを飼っている家庭などで採用実績が高い製品です。ステンレスで錆びることもないのですが、他の材質に比べると高価になります。その他にはサランネットがあります。塩化ビニリデンと塩化ビニルの合成高分子化合物で編んだ網です。一般的な網戸に一番多く採用さえています。

網戸の網目、材質の選択は、それぞれの特徴を把握し、使用方法、使用場所、外的な衝撃の有無等により、製品金額を加味して決めるのが有用です。