システムキッチンは補助金でお得にリフォームしよう！

キッチンリフォームでは、条件を満たせば補助金(助成金)を活用できる可能性があります。
本記事では、2025年に利用できるキッチンリフォームが対象に含まれている補助金制度の中から、国が募集している「子育てグリーン住宅支援事業」についてご紹介いたします。
補助金額や適用条件などをチェックしておきましょう。

「子育てグリーン住宅支援事業」とは〈/h2> 「子育てグリーン住宅支援事業」とは、2024年度の「子育てエコホーム支援事業」の後継制度で、「住宅省エネ2025キャンペーン」の一環として行われている事業です。

国土交通省および環境省が掲げる2050年カーボンニュートラルの実現に向け建物の断熱性や省エネ性能の向上を支援するもので、新築住宅を対象とするものと既存住宅へのリフォームを対象とするものとがあります。

●新築住宅
新築住宅では、子育て世帯や若者夫婦世帯が「グリーン住宅支援事業者」と契約して、「長期優良住宅・ZEH水準住宅」を新築する場合や、子育て世帯等に関わらず「グリーン住宅支援事業者」と契約のうえ「GX志向型住宅」を新築する場合が補助対象となっています。

「GX（グリーン・トランスフォーメーション）志向型住宅」とは、持続可能な社会の実現に向けた環境負荷の低減と住環境の質の向上の両立を目指す省エネ住宅の新しい区分です。

●既存住宅
既存住宅における省エネ改修等への支援を目的とし、所有者等が「グリーン住宅支援事業者」と工事請負契約等を締結し、リフォーム工事をする場合が補助対象となっています。

「子育てグリーン住宅支援事業」のキッチンリフォーム補助金について

子育てグリーン住宅支援事業の既存住宅リフォームにおいては、キッチンを対面式にするリフォームや自動調理対応ビルトインコンロ、ビルトイン食器洗機など家事負担を下げる設備を導入する工事などが対象となっており、工事内容に応じて補助金額が設定されています。

補助金対象工事

具体的には、次の工事が補助金の対象となっています。
・節湯水栓の設置…〔必須工事〕
・対面式キッチンに交換
・ビルトイン食洗機の設置
・自動調理対応ビルトインコンロ
・掃除が簡単なレンジフードの設置

補助金対象となる要件

開口部の断熱、躯体部分の断熱、エコ住宅設備の導入の必須リフォームを3つまたは最低2つ以上実施すること

補助金額と補助金上限

・節湯水栓の設置(必須)　6千円／台・・・〔必須工事〕
・対面式キッチンに交換(任意)　9.1万円
・ビルトイン食洗機の設置(任意)　2.5万円／戸
・自動調理対応ビルトインコンロ(任意)1.5万円／戸
・掃除が簡単なレンジフードの設置(任意)　1.3万円／戸

※補助金額の合計が5万円以上で申請が可能です。

補助金額の上限
・必須リフォーム3つすべて実施の場合：上限60万円／戸
・必須リフォームを最低2つ以上実施の場合：上限40万円／戸

補助金受給の注意点

子育てグリーン住宅支援事業の補助金受給には、リフォームする住宅の所有者が「子育てグリーン支援事業」の登録事業者と請負契約をすることが必要です。
また、交付申請の受付は2025年12月31日までとなっていますが、予算が上限に達すれば早期に受付終了となるので早めにご検討されることをおすすめいたします。

（詳細・最新情報は公式サイトをチェックしてください。https://kosodate-green.mlit.go.jp/reform/）