原因はドア? それとも壁? トイレの音漏れを改善する方法とは
原因はドア? それとも壁? トイレの音漏れを改善する方法とは
家のトイレの“音漏れ”に悩んでいるというご家庭は多いもの。家族だけならまだしも、お客さんを呼んでいる際に、リビングやダイニングにトイレの音が聞こえてしまうと恥ずかしいですよね。
気になるトイレの音漏れを改善するためには、いったいどのような方法があるのでしょうか?
今回は、自分で行えるDIYからリフォームまで、トイレの音漏れを改善するための対策方法をご紹介いたします。
ドアのタイプに合わせた対策を!
トイレのドアのタイプには、いくつかの種類があります。主なタイプは、最もオーソドックスな“開き戸”、小さな子どもや車いすのお年寄りでも開閉がしやすい“引き戸”、狭い廊下でも、ドアが開いた際のスペースを省略することができる“折れ戸”の3つです。
この中で最も防音効果に優れているのは、やはり密閉度の高い“開き戸”です。
しかし、「家のスペースや家族構成的に、どうしても引き戸・折れ戸は譲れない!」という方も多いでしょう。
そんな時は、ホームセンターなどで販売されているモヘアシールを貼ってみるのがおすすめです。
モヘアシールとは、ドアと壁・床との隙間に貼ることで、音や光の漏れを軽減するためのアイテムです。
開閉の際にドア(壁)と触れる部分にモヘアシールを貼ることで、多少は音漏れを軽減することができるかもしれません。
モヘアの高さによって密閉度が変わるため、開閉がきつくなり過ぎない程度でなるべく高めのモヘアシールを選ぶのが良いでしょう。
防音タイプのドアに付け替える!
「開き戸なのに音漏れがひどい」「ドアのタイプに特にこだわりがない」という場合には、防音効果の高いドアに付け替えるのも一つの方法です。
近年は、音漏れ防止を重視して、ドア枠と蝶番をセットにすることで極力隙間を廃し、ドア自体の遮音性能を高めたノイズレスドアも販売されています。
少し値は張りますが、「ドアが原因で音漏れしているのでとにかく防音性を高めたい!」という方にはおすすめです。
室内に防音シートを貼るのも◎
ドアの密閉度はそれなりに高いのに、壁から音が漏れてしまう……という場合は、トイレの個室内にホームセンターなどで販売されている防音シートを貼ってみるのも良いでしょう。
ただし、防音シートを貼ることでもともとの壁紙が見えなくなり、見栄えが悪くなってしまうというデメリットもあるため注意が必要です。
また、いかにも「防音対策をしています」といった見た目になってしまうため、かえって人を呼ぶのが恥ずかしいと感じてしまう恐れもあります。
ドアが原因ではない場合に有効な手段ですが、自宅の雰囲気や客人の有無も合わせて検討したほうが良いでしょう。
トイレの音漏れに悩んでいる方は、意外と多いもの。
自分でできるDIYを試してみても効果が得られなかった場合には、壁・ドアを丸ごとリフォームしなければ改善されない可能性もあります。
それなりの予算が組める場合には、一度リフォーム業者に見てもらい、音漏れの原因をチェックしてもらうのもおすすめですよ。